AJは、徹底的に全ての「物・事」にこだわってしまいました。
結果的に、ハウスメーカーや工務店、建築士では到底「やれない」・「断られる」建築になってしまいました。
ここまでの事をやるには、ノウハウはもちろん、時間やコスト、様々な問題が山積みだからです。
AJは、このノウハウと技術とエビデンスを得るために、本当に長い時間を費やしました。その為、自信を持って最高の住宅を提案出来ると断言いたします。
・パッシブハウスの建築方法を取り入れた建築方法
・エネルギー効率を考えた什器設備
・美しさを追及した、外観や内装
・健康寿命を考えた提案
・耐震などは、当たり前過ぎて、言わずとも
様々な事を徹底的に追及しました。もちろん、お客様の求めているこだわりについて、現時点で知識不足のこともあると思います。我々は、知らない事があれば、しっかりを調べ、こだわりを実現いたします。
例)壁に焼杉を採用したい!我々は、未経験ですが、法律論や地域特性に合わせた施工方法、適した焼杉など、しっかりと調べ、適切な材料と職人を探して対応します。
弊社が、吟味に吟味を重ねて、選び抜いた建築に関する素材であったり、施工方法など、こだわり抜いた数々をご紹介いたします。新築のご依頼に関するプランAJは、このショールームをベースとした提案となります。
プラン別の詳細は「費用について」をご覧ください。
徹底的なこだわり1として、外装・内装の施工方法や材料、オリジナルを含めた什器(設備)を中心にお届けいたします。
「徹底的なこだわり2」も合わせてご覧ください。
・ガレージドア業界のフェラーリ、シルベロックス
このガレージ扉の最大の特徴は、開き方と、その開き方をさせる為の機構がすごいんです!
そして、木製であり、美しいのです。
開き方なのですが、全体が上にスライドして持ち上がるのですが、そのタイプは、内側に天井にレールが必要で、それが不細工で残念なんです。。。ところが、唯一、このメーカーだけ、天井にレールが無くてもその機構を具現化出来るのです。開く姿も本当に早くて、美しく、壊れにくい機構になっています。リンクから開き方をご覧ください。
ただ良い事ばかりではありません。難点は、価格です。ガレージ扉では、最高レベルに金額が高いのです。でも、その価値があると思います。
開き方の動画はこちら
・sto(シュトー)
この塗り壁材は、本当に良いと思います。雨だれに強く、3年ほどたっても、汚れが目立ちません。というか、汚れがほとんど付いてないかと。経験値から、塗り壁を希望される方には、おすすめいたします。
弊社も実は、最高の白を出せる、カルクウォールと迷いました。この素材も本当に素敵な風合いを出し、白を基調とした建物を好まれる方には、最高の選択肢の一つだと思います。ただ、雨だれや、汚れがどうしても目立ってしまいます。外観を塗りにすると、どうしても雨だれの汚れの出方が気になってしまします。stoはびっくりするくらい、汚れに強いと感じています。3年が経過してもほとんどわからないと言っても過言ではありません。
・ジョリパッド
基礎巾木まで、装飾をしている建物を見かけることは、ほとんど無いと思います。意匠性以外では、必要無いものである為、そこまでコストをかける事をしないのかもしれません。
服装でもそうですが、足元まで気遣ってこそのおしゃれではないですか?実際に基礎巾木を装飾したことで、建物全体が引き締まって見え、装飾していない建物と比較すると高級感という意匠性において歴然の差が出ました。
また、この基礎巾木を塗るという事例があまり無く、基礎巾木から空気が出て、上手くいかないかもしれないという懸念がありましたが、弊社は意匠性の向上を目指し材料としてジョリパットを採用し、チャレンジを試みました。3年が経過し、今のところ何の問題も起きておりません。意匠性にこだわるなら、オススメいたします。
・テスラパワーウォール
2025年10月時点において、蓄電池をしては、最高の選択肢です。
正直、他社で優っているものがある蓄電池ってあるのでしょうか?と思えるほど、価格と性能がバグっています。
今のところ、弊社の提案としては最善になります。もちろん、何かのこだわりで他社を選ぶ場合でも、対応いたします。
電気は、自家発電自家消費の時代になってきたと考えております。太陽光を設置して、蓄電池や、自動車に貯めて、消費する。電気の値上がりに一喜一憂する事もなくなり、災害時にも絶大の効果を発揮します。停電知らずになるため、災害時に、電気の心配をする必要がなくなります。真夏に停電してしまったら、場合によっては、命の危険にさらされます。そんな状況も避けられるのです。弊社はBCPにおいても高い知見がありますので、その知見を活かした提案を個人の戸建住宅にも応用しております。
テスラPowerwallの魅力は、単なる蓄電池にとどまりません。デザイン性・拡張性・アプリによる可視化・スマート制御など、住宅との親和性が非常に高く、“エネルギーを意識せずに最適化できる暮らし”を実現します。
また、複数台の連結による容量拡張や、EVとの連携(V2H)も視野に入れた設計が可能で、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
私たちは、Powerwallを単体で設置するのではなく、建築・断熱・太陽光・分電盤・空調・EV設備までを含めた“エネルギーの設計”として統合的にプランニングしています。
そのため、見た目も美しく、機能的にも無駄のない、空間とエネルギーが調和した住まいをご提案できます。
「電気を買う」から「電気と暮らす」へ。
電力の自給自足は、もはや特別な選択肢ではなく、これからの住まいの標準装備です。
災害時の安心、電気代の安定、そして環境への配慮──そのすべてを、日常の中で自然に享受できる暮らし。
それが、私たちがPowerwallとともに提案する、次世代の住まいのかたちです。
・カナディアンソーラー
ショールームには、カナディアンソーラー社の太陽光パンネルを設置いたしました。太陽光パネルは多くの企業が製造販売をしております。残念ながら、日本の企業は、多くが撤退をしています。長州産業は注目していきたい太陽光パネルを自社で一貫生産している日本のメーカーです。
太陽光パネルを“設備”としてではなく、“住まいのエネルギー構成の中核”として設計しています。
ショールームで採用しているのは、高出力・高耐久・長期保証を備えたカナディアンソーラー製のモジュール。世界150カ国以上で導入される信頼性と、積雪地域にも対応する堅牢性を兼ね備えています。
ただし、私たちは特定メーカーに依存せず、プロジェクトごとに最適なパネルを選定する姿勢を貫いています。屋根形状・方位・日射条件・蓄電池との連携・予算など、すべてを踏まえたうえで、性能・保証・安全性・将来性を総合的に判断し、最も合理的な構成をご提案します。
一方で、中国製パネルは価格面で魅力があるものの、品質のばらつきや保証体制、通信機器混入の懸念など、慎重な選定が求められる側面もあります。
また、日本の太陽光パネルメーカーはかつて世界をリードしていましたが、現在は多くが住宅用市場から撤退しており、選定には継続性と保証体制の見極めが重要です。
さらに、蓄電池との組み合わせにより、昼間に発電した電力を夜間に活用する“電力の自給自足”が可能になります。
断熱・気密・省エネ設計と組み合わせることで、ショールームでは実際に“電気代0円”を達成。これは、設備単体ではなく、建築・電力・環境の知見を融合させた設計思想の成果です。
太陽光パネルは、未来の住まいの標準装備。
私たちは、その選定と設計に思想と技術を込め、快適性・経済性・持続可能性を同時に叶える住環境を提案しています。
・テスラウォールコネクター
電気自動車が多く普及されてきており、家庭での充電インフラの整備は必須の時代になったかと思われます。最速の充電速度を出せて、かつ意匠性とコスパを兼ね備えたテスラ社製の充電器をおすすめいたします。もちろんテスラ以外の車の場合は、J1772規格のテスラ社製の充電器を設置いたします。弊社は当然ながら、家庭で充電する場合に使用する電力量を計算して、全体の電気設計を行います。この分野における知識量は、他社と比較にならないと自負しております。ショールームにおいては、最大の速度と何が最適な設計なのかを試し、分電盤もそれに伴う設計となり、20kvaの12kvaのダブルの契約で設計を試みました。これも事例が無く、中部電力も困惑しましたが、最終的には問題無く設計、契約が出来ました。え?そんな基本料金や、電気代だ高くなるのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。契約の仕方で、通常と変わらないか、それ以下にできちゃうのです。ここの知識量も弊社の特徴でございます。ぜひご相談ください。
EV充電設備は、単なる機器設置ではなく、住まい全体の電力設計と連動させるべき領域です。
私たちは、太陽光・蓄電池・分電盤・契約容量・EV充電のすべてを一体で設計することで、電力の流れを最適化し、無駄なく、かつ美しく構成しています。
また、EVは単なる移動手段ではなく、“走る蓄電池”として住宅のエネルギー設計に組み込むことが可能です。
V2H(Vehicle to Home)やスマート制御の導入により、災害時のバックアップ電源としても機能し、暮らしの安心を支える存在になります。
弊社では、電力会社との交渉・契約設計・分電盤構成・施工までを一貫して対応。
「こんな設計、前例がない」と言われるような提案でも、理論と実証をもって突破してきた実績があります。
EV充電は、未来の住まいの標準装備。
その設計に思想と技術を込め、快適性・経済性・災害対応・環境配慮を同時に叶える──それが、私たちの提案です。
・作品シリーズ名:ウッディウォールン 作品名:genomics-power(ゲノミックスパワー)
アーティスト:大原修一氏の作品群アース・シェイプの中で、木で表現した大型の壁付けアート。
弊社が提案する外観は、唯一無二で、観て楽しめる、美しい外観をコンセプトにしております。当然設計として、形状、素材での美しさはもちろんですが、さらにワンランク上を目指す方には、外壁にオブジェを設置するという選択肢を設けました。非常に難しい挑戦となりました。作家の方と、綿密な打ち合わせを繰り返し、デザイン、素材、施工方法、メンテナンスなど、未知の領域の挑戦の為、非常に難航いたしました。完成してみれば、建物自体がアートとなり、近隣の道を通る方は、皆さん目にし、凄いですね、美しいですねと、足を止めて、数分間眺めていかれる方も多数です。挑戦してみて、気づいた事や、改善した方が良い課題も浮き彫りになり、より完全な形で、提供出来る事となりました。
・作品名 欠けたスマイル
アーティスト:大原修一氏
アーティストと左官職人のコラボレーションによって生まれた左官アートです。
の作品は、単なる装飾ではなく、**空間に感情と物語を刻む“建築的アート”**です。
左官という伝統技術に、現代アートの感性が融合することで、壁が静かに語りかけるような存在感を生み出しています。
素材の表情、手仕事の痕跡、光の陰影──それらが空間に深みを与え、住まいに静けさと緊張感、そして詩的な余白をもたらします。
私たちは、こうしたウォールアートを住宅の一部として設計段階から組み込み、空間全体の美意識と調和させることを大切にしています。
“住まいにアートを飾る”のではなく、“住まいそのものがアートになる”──それが、私たちの考えるウォールアートです。
・ヴァレーマ
外付けのブラインドは、まだまだ日本において、見かける事が少ない設備だと思います。日射取得を調整する意味で、非常に有効で、昨今の異常気象とも言える夏の暑さに対して、絶大の効果を発揮します。弊社はパッシブハウスの建築ノウハウがあり、ノキを出し、日射取得をコントロールする事に関して、重要性の知見がありますが、昨今の気候では、冬の太陽光をコントロールするのが、ノキでは難しくなってきております。その点、外付けブラインドは、あらゆる気候条件においても柔軟に対応出来るため、非常に効果の高い結果をもたらします。また、目隠しの要素もあり、上手く活用することで、外の視線を遮断することもでき、カーテン替わりの役割も担うことが可能です。残念なのは、まだ日本において、スマホでの対応が遅れているため、詳細な制御が遅れています。弊社より、メーカーに改善の打診をしております。
・人工木
ウッドデッキも、多くのメーカーがあり、頭を悩ますとこでした。
自然素材では、劣化が早く、メンテナスが短期で必須になり、メンテナスを怠ると本当にすぐに、ボロボロになってしまいます。やはい、人工木が良いと判断いたしました。ただ、人工木でも、自然素材と遜色ないものを選びました。建物や、雰囲気ともマッチし、高級感もあり、耐久性もばっちりです。
人工木の中でも、表面の質感や色味がチープにならず、素足で歩いても違和感のないものを厳選しました。
施工後の印象も非常に良く、建物の外観や外構との一体感があり、空間全体の完成度を高める要素になっています。
また、反りや割れが起きにくく、雨や紫外線にも強いため、長期的なメンテナンス負荷が大幅に軽減されます。
掃除も簡単で、日常的な手入れだけで美しさを保てるのは、暮らしの中で大きなメリットです。
結果として、“木の質感を楽しみながら、木の弱点を回避する”という理想的な選択ができたと感じています。
ウッドデッキは、ただの外構ではなく、屋外と屋内をつなぐ“暮らしの延長線”として機能する場所。
だからこそ、素材選びには妥協せず、空間の質を支える一部として設計しています。
・ブレッダ
ポストは、めちゃくちゃ悩みました。ご時世を考えて、置き配対応のものを中心に、ほんとに全てを言っていいほど、探しに探しまくり、機能性と美しさを追及しました。ただ、残念ながら、置き配機能と両立出来るものは、ありませんでした。。。
美しさを優先しました。置き配は、玄関前に置いてもらったり、インターフォンが、スマホで受けられるので、指示したり、別でBOXを用意したり、解決方法は建築後に実際に運用してみて、気づきました。そこまで置き配対応にこだわる必要がなく、別の方法で事足りると気づきました。
結果、スタイリッシュ重視で正解でした。
「ブレッダ」は、サンワカンパニーが展開するシンプルで美しいデザインの郵便ポストです。
無駄のない直線的なフォルムと、マットな質感が特徴で、モダンな外構や建築に自然と馴染みます。
壁付けタイプで、省スペースかつすっきりとした印象を与える設計になっており、玄関まわりの意匠性を損なうことなく設置できます。
鍵付きでセキュリティ面も安心。必要最低限の機能をスマートにまとめた、建築的な美しさを持つプロダクトです。
結果的に、機能よりも美しさを優先した選択は、空間全体の完成度を高めるうえで、非常に満足度の高いものとなりました。
・J7 XTU社製
インターホンの選定は、当時、スマホで受けられものが少なく、その中でも信頼性の高いものを選択し、J7になりました。使い勝手も良く、充分満足の行く製品です。
ただ、充電式の為、その点が気になるとこではありますが。
給電も出来ますが、サイドに給電ポートがあるので、線が出てしまいかっこ悪いので、これ充電一択かと。最近(2025年)はアマゾンのリングなど選択肢が増えています。
今後は、スマホで応答できることを前提に、建築や外構との相性、設置方法、給電方式、アプリの安定性などを総合的に見て選定していく方針です。
XTUのJ7は、当時の選択肢の中では非常に優秀でしたが、現在はRingやTP-Link、国内メーカーのスマートドアホンなど、選択肢がかなり広がってきています。
それぞれに特徴があるので、建築の意匠や暮らし方に合わせて、最適なものを提案できるようにしています。
例えば、録画機能を重視する方にはクラウド対応型を、施工性を重視する方にはバッテリー式を、保証やサポートを重視する方には国内メーカーを──といった具合に、柔軟に対応可能です。
インターフォンは、防犯・置き配・来客対応・外構意匠のすべてに関わる重要な設備。
だからこそ、“どれが一番高性能か”ではなく、“どれがその住まいに合っているか”を基準に選ぶべきだと考えています。
・カルクウォール
スイスの漆喰で、これ以上白い漆喰は無いと言われている美しい白さをだせる唯一無二の漆喰です。
外の壁に採用を検討しましたが、雨だれや、汚れを懸念して、内装に使用する事にしました。本当に美しい白と、存在感を示し、目に優しく、見ていて疲れる事がありません。各素材と調和し、最高の風合いを出してくれます。どんな家具、フローリングとも調和し、かつ高級感もあり、最高の選択肢の1つです。テクスチャーで表現を加える場合は、職人の技術に左右されますので、技術力の高い職人に施工をお願いする事が必須です。テクスチャー無しで、フラットでも、美しい空間を演出してくれます。ショールームでは、テクスチャーありの部屋と、フラットで仕上げてある部屋が存在しますので、実際に風合いを感じていただいて、選定出来ます。また、漆喰は調湿効果や、消臭効果など、壁紙には無い、効果もあり、壁紙よりコストは高くなってしまいますが、それ相応の効果があり、コスパとしては、納得いく選択肢かと思います。
・大理石
黒を基調とし、白の紋様が入っている天然大理石を選定いたしました。大理石の種類は、非常に多く、自然素材の為、同じものが、ずっと入手し続けられる訳では無いのです。もちろん、よく見かける大理石は、採れる量が安定していて、同じ様な種類として存在しているため、流通させやすいので、市場で見かけ安いのです。珍しい大理石は、採れる量も限られてくるため、一期一会の場合もあります。弊社は、その都度、その空間にあった、最高の素材をお客様とチョイスして提案いたします。一般流通と比べ、他と被ることも無く、やはり風合いが格段に違います。
・大判のタイルで、継ぎ目が少ない施工で、美しい仕上がりになります。こだわったのは、大きさでした。一般的なタイルは、1m×1mなどで、タイルを張り合わせて完成させます。もちろんそれでも、充分に美しいのですが、我々は、目地を極力少なくする事が、美しいを知っており、極限まで目地を無くす為に、最大級のスラブ(タイル)を選定し、施工いたしました。1階リビングの壁は、上から下まで、1枚のメガスラブで構成され、4枚のメガスラブで1面が完成されております。縦の目地が3本入っているだけの美しい施工となっております。このこだわりが、部屋全体の高級感を美しさを比類無きものに仕上げております。このメガスラブは、一般住宅で使用することは、ほぼ無く、高級ホテルのエントランスなどに採用されるケースがほとんどです。施工も非常に、繊細で難しく、施工出来る職人も少ない為、難航したこだわりの一つです。非日常の空間で、さらに上のランクを求める方には、満足度MAXの選択肢です。壁一面がオブジェとなります。
・梁が見えてると、空間が一気にラグジュアリーになります。オススメの手法ですが、いろいろ手間がかかるので、やりたがらない業者が多いと思います。弊社は、木の風合いを感じてもらい、ラグジュアリーな空間の演出は、心の豊さに繋がると思っています。
梁の見せ方にもこだわっていて、ただ構造を露出するのではなく、空間のリズムや照明との関係性まで計算しています。
例えば、照明を梁の間に仕込むことで、陰影が生まれ、天井面に奥行きと表情が加わります。
この写真のように、白い天井と濃い木目のコントラストが空間を引き締め、素材の美しさが際立つ設計になっています。
また、梁のサイズや配置によって、空間のスケール感や重心のバランスも変わるため、設計段階から意匠と構造を一体で考える必要があります。
手間はかかりますが、“見える梁”は、空間に静かな迫力と品格を与える要素。
住まいにおいて、天井が美しいという体験は、意外と記憶に残るものです。
弊社では、木の質感を活かしながら、空間全体の美意識を高めるための“魅せる梁”を積極的に提案しています。
・無垢(タイガーウッド)
弊社は、無垢のフローリングを推奨しております。圧倒的に存在感と、踏み心地が違います。優しくて、ラグジュアリーであり、経年変化も風合いを感じ、長く一緒に暮らせる生き物の様な味わいがあります。ショールームでは、リビングに24㎜の厚さの無垢板のフローリング、木材の種類はタイガーウッドという聞きなれない素材のフローリングを採用いたしました。ラグジュアリーはもちろん、トラディショナルであり、新しくも感じる風合いを出し、壁や家具、キッチンとも調和した最高の素材です。無垢材の良さは、自然素材がもたらす、風合い、触り心地の良さがあり、合板にプリントシートを貼ったフローリングとは全く違います。
無垢のフローリングでも、厚みによってその踏み心地が異なります。一般的な合板フローリングは厚さ12㎜であり、この24㎜の無垢フローリングは、倍の厚さでかなり分厚い最高級の素材となります。踏み心地や、風合いをショールームにてご確認ください。弊社は、その部屋のデザインや、用途にあった最高の選択を提案いたします。
無垢材の難点としては、隙間が開いてしまう事です。これも無垢ならではの「アジ」であるととらえる方もおりますが、その難点と存在感などのメリットと比較すれば、無垢のフローリングは非常に魅力的なものです。
・巾木(タイル)
巾木とは、壁と床の接する部分に取り付ける横材のことです。
主な役割は、掃除機などがぶつかることによる傷や汚れの保護です。また、床と壁の間にできる隙間を見切る役割を果たしています。一般的には、木製や樹脂製のものが多く使用されております。弊社は、風合いと意匠性を考えて、タイルの採用に至りました。
もともと商品としては存在しなかったタイルの幅木ですが、大判のタイルをカットして作成いたしました。また、こだわりの工夫として、上部に埃がたまらないよう、上部を斜めにカットしました。一般的なものに比べて、コストは大幅アップしますが、色の選択しや、調和、圧倒的存在感、美しさが格段に違います。足元まで美しいのが、本来のおしゃれであり、大成功な逸品です。
・スチール階段「アルケマ」|空間に、造形美と機能美を。
弊社ショールームに採用したオリジナルスチール階段「アルケマ(Alchema)」は、錬金術(Alchemy)と鉄(Iron)を融合させた造語であり、素材の変革と美しさを象徴する存在です。階段という構造体に、彫刻的な造形美と建築的な機能美を兼ね備えた、唯一無二のデザインを追求しました。
1F〜2Fをつなぐ「ヴィーナス・カーブ(Venus Curve)」は、柔らかな曲線が特徴で、空間に流動性と優雅さをもたらします。しなやかなラインが視線を誘導し、階段そのものが空間の導線として機能するだけでなく、訪れる人の感性に訴えかける存在となります。
2F〜3Fの「ベクトラ(Vectra)」は、幾何学的な構成とシャープなエッジが際立つ力強いデザイン。構造体としての安定感とモダンな造形美を融合させ、空間に緊張感と秩序を与えます。
アルケマは、弊社が設計から製作まで一貫して手がけた完全オリジナル。素材選定から溶接精度、塗装仕上げに至るまで細部にこだわり、空間の質を高めるための設計思想を反映しています。お客様のご要望に応じて、寸法・形状・仕上げを自由にカスタマイズ可能であり、住宅・店舗・施設など多様な用途に対応できます。階段を単なる移動装置ではなく、空間の主役として捉えることで、建築全体の印象を大きく変える力を持っています。
私たちは、階段を「使うアート」として設計しています。踏みしめるたびに素材の質感と造形の美しさを感じられるこの階段は、日常の動線に感性を宿す装置です。ショールームに訪れた際は、ぜひその存在感とディテールをご体感ください。階段が空間の主役となる、新しい建築の可能性を感じていただけるはずです。
・ジョリパッド
弊社が一階の天井に採用した理由は、外壁材にも使用出来る為、湿気に強いからです。ジャグジールームからリビングに続く天井をジョリパッドで仕上げました。
また、腕の良い職人にてフラット仕上げで施工しました。あまりに上手く塗り上げた為、手塗りとは思えないほど、フラットが美しく出ています。この職人技術をショールームにてご確認ください。テクスチャーを付けるのも良いですが、フラットはテクスチャーを付けるより、難易度が高い為、真の職人技術が問われます。
ジョリパットの特徴とは?
- アイカ工業が製造する壁面仕上げ用塗材
- 1975年に日本に導入され、45年以上の実績
- 湿式工法(現場で水を使って練る)で、職人がコテで仕上げる
- 180色以上のカラーと100種類以上のデザインパターン
- 外壁だけでなく、内装や門柱など外構にも使用可能
メリット(良いところ)
- デザインの自由度が高い:模様や質感を自由に表現でき、オリジナリティのある仕上がりに
- 耐久性が高い:耐候性・耐水性に優れ、長期間美しさを保てる
- 安全性が高い:ホルムアルデヒドなどの有害物質を含まず、室内にも安心して使用可能
- 防火性がある:不燃材料として認定されており、防火地域でも使用可能
- 再塗装が可能:既存の外壁の上から塗り直しができ、リフォームにも適している
デメリット・注意点
- 汚れが付きやすい:凹凸のあるデザインは、ホコリや雨だれが溜まりやすい
- 高圧洗浄に弱い:強い水圧で洗うと表面が傷む可能性がある
- 施工に技術が必要:職人の腕によって仕上がりに差が出やすい
- 施工費用が高め:手作業が多いため、一般的な塗装よりコストがかかる傾向にあります
・YAMAGIWAのMAYUHANA
当社ショールームでは、空間の質を高める照明として「MAYUHANA(マユハナ)」を採用しています。その理由は、単なる照明器具を超えた“光の体験”を提供できるからです。MAYUHANAがもたらす、光の陰影は、芸術的で本当に美しい空間を演出いたします。
MAYUHANA採用のこだわり▼
建築設計において、照明は「空間の質」を左右する重要な要素です。私たちがショールームにMAYUHANAを採用したのは、以下のような専門的な観点からです。
1. 建築家・伊東豊雄による設計思想
MAYUHANAは、世界的建築家・伊東豊雄氏が2007年に手がけた照明で、繭から糸を紡ぐような造形美を持ちます。有機的で繊細なフォルムは、建築空間に“静けさ”と“柔らかさ”をもたらすため、素材や構造にこだわる当社の設計理念と深く共鳴します。
2. 光の質と陰影の美
グラスファイバーを用いた二重・三重構造のシェードは、透過・反射・拡散を繰り返すことで、空間全体を包み込むような柔らかな光を演出します。これは、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』にも通じる、日本的な光の美学を体現しており、素材の陰影を活かす建築設計に最適です。
3. 空間構成との親和性
MAYUHANAは、吹き抜け空間や高天井においても存在感を損なわず、むしろ建築の構成要素として機能します。多灯吊りやサイズ展開により、空間のスケールに応じた照明計画が可能です。
まさに、アートといえる製品であり、紡ぎだす光もアートであり、目に入るもの全てを美しくするコンセプトに最高にマッチする製品であったのです!
この様に我々は、光に対しても探究し、様々な照明を検証してきました。ダウンライトを中心に、アレクサ制御が可能なライトを中心に、照明設計を行います。利便性と美しさを追及しております。
・室内窓は、**空間同士をゆるやかにつなぎながら、光と気配を通す“建築的な余白”**です。
壁で完全に仕切るのではなく、視線の抜けや採光を確保することで、空間に奥行きと広がりが生まれます。
たとえば、リビングと階段室、廊下と書斎、寝室とウォークインなど──
用途の異なる空間をつなぐことで、暮らしの中に“気配のある距離感”が生まれ、閉じすぎず、開きすぎない関係性が保たれます。
室内窓は、空間のつながりを調整するための繊細なツールです。
また、黒枠や木枠など、素材や色によって空間の印象を引き締めたり、柔らかくしたりする効果もあり、意匠的にも重要な要素です。
ガラスの種類(透明・型板・すりガラス)によって、プライバシーと開放感のバランスも自在に調整可能です。
弊社では、室内窓を“ただの抜け”としてではなく、空間の質を高める装置として設計しています。
光の通り道、視線の抜け、素材の対話──それらを丁寧に設計することで、暮らしの中に静かな豊かさが生まれる。
それが、私たちの考える室内窓の価値です。
・ショールームでは、クムシルクのマスミ工房による最高級品のペルシャ絨毯を絵画の様にディスプレイいたしました。本来は、床に敷いて絨毯として活用するのですが、アートとしても素晴らしい作品ですので、ディスプレイをするという形で観て楽しむことを優先させました。ディスプレイをする為に専門の業者にて、品質を損なうことなくディスプレイ用の加工を絨毯の背面に施しました。
弊社は、絨毯に関する目利きと、本物を手にいれられる間違いの無いルートを確保しております。絨毯も含めたご提案もさせていただけます。関わってわかりましたが、偽物も多く、目利きが非常に難しいので注意が必要です。百貨店で売られているものですら、偽物があるそうです。もちろん百貨店側も、偽物と知らずに販売している様です。弊社は、専門のイランの業者や、卓越した目利きの出来る業者および、自社でも目利きの出来る者がおりますので、自信を持ってご提案させていただいております。ペルシャ絨毯の質は、別格です。観て、触っていただき、その違いを体感すれば一目瞭然です。
ショールームに飾っている絨毯は、イラン・クム地方の名門「マスミ工房」による最高級のシルク絨毯です。
マスミ工房は、創業者セイエッド・アリ・マスミ氏の手によって1980年に設立され、繊細な図柄と柔らかな色調、そして極細のラシットシルクを用いた緻密な織りで世界的に高い評価を受けている工房です。
クム産の絨毯は、ペルシャ五大産地の中でも特にシルク絨毯の品質と芸術性に優れた地域として知られており、マスミ工房はその中でもトップクラスの技術と美意識を誇ります。
1平方メートルあたり100万ノット以上という驚異的な密度で織られた絨毯は、まさに“絵画を超えた絵画”とも言える存在です。
文様には、工房独自の「霞んだ花(Faded Flowers)」や、群青・緑などの個性的な配色が用いられ、見る角度や光の当たり方によって表情が変わる、まさに“生きたアート”。
その美しさは、床に敷いても、壁に飾っても、空間に静かな迫力と文化的深みを与えてくれます。
弊社では、こうした本物のクムシルク絨毯を、確かなルートと目利きによって選定・提案しています。
空間に文化を宿す──そのための素材として、マスミ工房の絨毯は最上の選択肢のひとつです。
・ツヴァイル ZL-1802型
スガツネ工業の最高峰のブランドラインナップであるツヴァイルシリーズの戸当たりです。ステンレスの磨きと精工な作りが素晴らしく、工業製品美を感じさせる逸品です。正直、ここまでのものを戸当たりにいる?と聞こえてきそうですが、、、。ちょっとやり過ぎ感がありますが、ショールームならではかもしれません。ただ美しいのは間違いないので、予算を気にされない方には、オススメいたします。一度見てしまうと、他の製品が陳腐に思えてしまうかもなので、注意が必要です。
ZL-1802型は、単なる戸当たりではなく、“空間の完成度を支えるディテール”として設計されたプロダクトです。
ステンレスの鏡面仕上げと、無駄のないフォルムは、建築的な美しさを損なうことなく、むしろ引き立てる存在感があります。
触れても美しく、見ても美しい──機能と意匠が高次元で融合した、まさに工業製品美の極みです。
また、壁面との取り合いや、床材との相性まで考慮された寸法設計になっており、“ただ付ける”ではなく、“どう見せるか”まで設計された戸当たりです。
このあたりは、量産品とは一線を画す部分で、空間全体の質感を損なわないための細やかな配慮が感じられます。
ショールームでは、こうした細部の積み重ねが、空間全体の説得力や完成度につながると考えています。
“見えないところこそ美しく”──その思想を体現するパーツとして、ZL-1802型は非常に価値のある選択肢です。
ツヴァイルの詳細はこちら
・イタリア産天然石
イタリア産御影石 × ポポラートアイランドキッチン|一枚天板が生み出す、圧倒的な存在感
弊社ショールーム「ポポラートあいランド型キッチン」に採用した天然石は、全長3300mmという圧倒的なスケールと、イタリア産の希少な天然御影石を贅沢に使用した、空間の主役となる存在です。最大の特徴は、この長さにもかかわらず、天板に一切の継ぎ目がない“一枚石”で構成されていること。この技術は、素材の選定から加工・搬入・設置に至るまで高度なノウハウを要し、他社ではなかなか真似できないこだわりの結晶です。
御影石は、サルデーニャ島など限られた地域で採掘される高品質な花崗岩で、硬度・耐久性・美しさの三拍子が揃った素材。自然が生み出した唯一無二の模様と深みのある色彩が、キッチンに格別な品格をもたらします。熱・傷・水に強く、キッチンという過酷な環境でも長く美しさを保ち、経年変化によって味わいが増すのも天然石ならではの魅力です。
さらにこのキッチンは、シンクとダイニングテーブルが一体化した構成で、調理・配膳・食事・会話がすべてこの一台で完結。キッチンが単なる作業場ではなく、家族やゲストが集う“暮らしの中心”として機能します。御影石の重厚感と水平ラインの美しさが融合し、空間全体に建築的な統一感と静けさをもたらします。
・無垢材鏡面加工
ポポラートアイランドキッチンに採用しているキャビネットは、無垢突板のウォールナット材に塗装による鏡面仕上げを施した、極めて高度な意匠仕様です。ウォールナットは、世界中の建築家や家具職人に愛される銘木であり、その深みのある色調と流れるような木目が、空間に静けさと品格をもたらします。
鏡面仕上げは、単なる光沢ではありません。木目の表情を損なうことなく、表面に繊細な艶と奥行きを与えるために、塗装と研磨を何層にも重ねる高度な工程が必要です。塗膜の厚み、研磨の精度、素材との相性すべてにおいて熟練の技術が求められ、仕上がりはまるで木が光を纏ったかのような印象を与えます。
特筆すべきは、無垢突板だからこそ実現できた“木目が横方向に通る”美しさです。一枚一枚の突板を厳選し、木目の流れが途切れないよう設計・加工することで、キャビネット全体が一体感のある造形として空間に溶け込みます。量産品では決して再現できない、**素材と技術の融合による“面の美学”**がここにあります。
この鏡面仕上げは、御影石の一枚天板とのコントラストを際立たせ、石と木という異素材が互いの質感を引き立て合う設計的なバランスを生み出します。機能性を超えた造形美が、空間全体の完成度を高め、キッチンを“建築的な家具”として昇華させる要となっています。
・BRIZOの水栓
水栓の選定は、本当に迷いました。数多くの美しい水栓や、機能が充実している水栓があり、悩んだのですが、結局一択となりました。それは、タッチ水栓の機能がついているもので、先端部分まで金属仕上げの水栓がほとんど、存在しないのです。美しさと機能を追及した結果、この水栓となったのです。
圧倒的な質感が違う──BRIZO水栓。
この水栓に触れた瞬間、他とは違うと感じます。全体が金属で構成されているからこそ、光の反射、手触り、操作時の重厚感まで、すべてが一体となって美しさを生み出します。
特に、先端の引き出し式スプレーヘッドまで金属製という仕様は、一般的なタッチ水栓ではほとんど見られません。多くの製品ではセンサーの都合で樹脂が使われ、質感が途切れてしまいます。BRIZOはその妥協を許さず、細部まで設計思想を貫いています。
私たちがこの水栓を採用したのは、空間の完成度を高めるため。**見た目も、触れたときの感覚も、圧倒的に違う。**それがBRIZOの魅力です。
・miele(ミーレ)ドイツ製
ミーレの食洗器は、本当に汚れ落ちがいいんです!予洗いもしなくて良く、使い勝手も良いんです。一度使うと、食洗器無い生活は考えられなくなります。
ミーレの食洗機は、予洗い不要でしっかり洗える洗浄力と、静音性・大容量・耐久性が魅力です。日本製とは異なる設計思想が、日々の使いやすさに直結しています。予洗いなしでも油汚れやこびりつきまでしっかり落とせる洗浄力が特長です。庫内に配置されたスプレーアームが、食器の隅々まで水流を届け、高温・高水圧で洗浄するため、事前の手洗いが不要。これは日本製の多くの食洗機が「軽く予洗いしてから入れる」ことを前提としているのとは大きく異なります。
また、フロントオープン式で庫内が広く、鍋やフライパンもそのまま入れられるのも大きな利点。日本製の引き出し式に比べて、セットの自由度が高く、食器の形状や量に左右されにくい設計です。
さらに、**運転音が非常に静か(約35dB)**で、夜間や早朝でも気兼ねなく使えます。節水性能も高く、1回の洗浄で約7.5Lと、国内製品よりも少ない水量で済むモデルもあります。
ミーレは20年使用を前提とした耐久テストを行っており、長期的な信頼性とメンテナンス性にも優れた設備です。ショールームで採用しているモデルは、基本性能に絞った構成ですが、予洗い不要の洗浄力、静音性、大容量設計など、日常使いにおいて十分な満足感を提供します。
なお、上位モデルには、洗浄後に扉が自動で開いて乾燥を促す「AutoOpen」や、洗剤を自動で投入する「AutoDos」など、さらに快適性を高める機能も搭載されています。用途やライフスタイルに応じて、最適なモデルを選べるのもミーレの魅力です。
・sicisのモザイクタイル
本当に多くのタイルを見ましたが、このタイルが放つ存在感と美しさは、他を圧倒的する美しさでした。ショールームで体感してください。
SICIS(シチス)のモザイクタイルは、単なる仕上げ材ではなく、空間に芸術性と深みを与える“アートピース”です。
イタリア・ラベンナで創業したSICISは、世界屈指のモザイクタイルブランド。伝統的なヴェネツィアンガラスの技法と、熟練職人による手仕事を融合させ、600色以上の独自カラーを生み出しています。天然鉱物を高温で溶かして着色するため、光の角度や時間帯によって表情が変わる奥行きのある輝きが特徴です。
SICISの魅力は、色彩や質感だけではありません。1枚1枚のタイルが緻密に設計され、貼り合わせることで空間全体が一つの作品のように仕上がる点にあります。壁面や洗面、キッチン、床など、どこに使っても圧倒的な存在感を放ち、空間の印象を決定づけます。
また、大量生産では出せない高純度な素材と、鉛や汚染物質を含まない安全性も大きな魅力。高級住宅やホテル、商業空間でも採用される理由は、見た目の美しさだけでなく、耐久性と品質への信頼にあります。
弊社の空間づくりにおいても、SICISのモザイクは単なる装飾ではなく、空間の思想や世界観を象徴する素材として最高の逸材です。
デメリットは、単純にコストです。高価な材料ですが、他と比較出来ない美しさと高級感があります。
・GAGGENAU(ガゲナウ) IHコンロ。
ドイツの最高級のキッチン機器メーカーです。単純に凄いの一言ですね。使い勝手の良さと、美しさを兼ね備えた最高のIHです。
マグネット式のダイヤルが本当に使いやすく便利です。取り外しが可能で、掃除も簡単です。火力も強いので、ガスに劣ることなく料理が楽しめます。
GAGGENAUのIHクッキングヒーターは、プロ仕様の火力制御と造形美を兼ね備えた、キッチンの主役です。
ガゲナウのIHは、フレックスゾーン(自由加熱エリア)を搭載しており、鍋のサイズや配置にとらわれず、ゾーン内であればどこに置いても加熱可能。四角いフライパンや複数の小鍋も自在に使えるため、調理の自由度が格段に高まります。
操作はマグネット式のダイヤルノブで行い、直感的かつ高級感のあるインターフェースが特徴。必要に応じて取り外しもでき、フラットな美観を保てます。火力の立ち上がりも非常に早く、温度制御の精度も高いため、繊細な火加減が求められる料理にも対応します。
また、80cm幅のモデルでは4口のIHゾーンが横並びになっており、大きな鍋や複数人での同時調理にも対応。鉄板焼きプレートやグリドルとの組み合わせで、家庭にいながらレストランのような調理体験が可能です。
ミーレのIHも高性能で信頼性の高い製品ですが、Gaggenauは操作性・加熱技術・デザインのすべてにおいて、よりプロフェッショナルで自由度の高い調理環境を提供します。その違いは、使い始めてすぐに実感できるはずです。
・Miere(ミーレ)製
ビルトインにこだわり、見た目の美しさと、機能性を含めて、ミーレか、ガゲナウの選択になるかなと思います。ガゲナウの方が、機能や仕上がりでも上かなと思います。ショールームでは、IHにガゲナウを採用したこともあり、ミーレの採用となりました。どちらも高性能で、美味しい料理を作る心強い味方になること間違いなしです。
Mieleのスチームクッカーは、栄養を逃さず、手間なく美味しく仕上げる“ヘルシー調理の決定版”です。
ミーレのスチームクッカーは、デュアルスチーム技術により、庫内全体に均一かつ素早く蒸気を行き渡らせることで、食材の風味・食感・栄養を損なわずに調理できます。魚介類や野菜はもちろん、肉や米、パスタ、デザートまで幅広く対応。においや味が他の食材に移らないため、最大3段で同時調理が可能です。
庫内はリネン仕上げのステンレス製で、腐食に強くお手入れも簡単。容量40Lの広い庫内と大きなトレイにより、8〜10人分の調理も一度にこなせます。また、大型の水タンク(1.5L)を備えており、長時間の調理でも途中で水を補充する必要がありません。
操作面では、自動プログラムや自動保温機能が搭載されており、温度や時間の設定に悩むことなく、毎回安定した仕上がりに。ドアを開けた際に蒸気が一気に吹き出さない特許技術「スチームリダクション」も、安全性と快適性を高めています。
さらに、庫外にスチームジェネレーターを配置することで、加熱が速く、庫内にカルキが蓄積しにくい構造となっており、清掃性にも優れています。
ミーレのスチームクッカーは、蒸す・温め直す・解凍・湯煎など多用途に使える万能調理機器。見た目の美しさと機能性を兼ね備え、キッチンの質を一段引き上げる設備として、プロから一般家庭まで幅広く支持されています。
・カッシーナ「ブーメランカウンターチェア」
イタリアの高級家具メーカーであるカッシーナのカウンターチェアをオリジナルキッチンのチェアとして採用いたしました。カウンターチェアでありながら、見た目の美しさ、高級感はもちろん、座り心地も良く、高さも調整出来るため、使い勝手の良さも一級品である最高峰のカウンターチェアといえるでしょう。
カッシーナの「ブーメラン カウンタースウィベルチェア」は、機能性と造形美を兼ね備えた、空間に映えるハイエンドなカウンターチェアです。
このチェアは、フランス出身で日本を拠点に活躍するデザイナーグエナエル・ニコラによるデザイン。カッシーナ・イクスシーとWATER STUDIOの共同開発により、彫刻的なフォルムと快適性を両立した一脚に仕上がっています。
特徴的なのは、ガス圧式の昇降機能。シート高は約64.5cm〜73.5cmの範囲で調整可能で、さまざまなカウンター高さに対応します。さらに、大きめの背座とモールドウレタンによる包み込むような座り心地が、長時間の使用でも快適さを保ちます。
脚部はスチール製で、トープ・ブラック・シルバー(在庫限り)などの塗装仕上げが選べ、空間のトーンに合わせたコーディネートが可能。安定感のあるカウンターステップも備えており、実用性にも優れています。
サイズはW420 × D465 × H845〜930(SH645〜730)mm。ミニマルでありながら存在感があり、キッチンやバー空間に洗練されたアクセントを加えます。
このチェアは、単なる家具ではなく、**空間の質を高める“デザインの一部”**として機能します。カッシーナならではの素材選定とディテールへのこだわりが、日常に美しさと快適さをもたらします。
製品公式サイトはこちら
・mabe
こちらの冷蔵庫を採用した理由は、見た目のカッコ良さと、日本製の冷蔵庫には無い、ディスペンサーにあります。なんとお水と氷が出てくるのです!しかも水道と直結させているため、給水の手間が無いのです。ワイン好きの方には、シャンパンを冷やす為の氷がいつでも潤沢にストックされているのです。浄水も美味しく、水を買う手間もありません。また、耐久性も高く、日本製には無い魅力が詰まっています。
mabeの冷蔵庫は、アメリカンサイズの大容量と、水道直結による利便性を備えた、空間の主役になる一台です。
幅約91cmのサイドバイサイド型は、600L超の圧倒的な収納力を誇り、鍋や大皿、パーティー用の食材もそのまま収納可能。冷蔵・冷凍室が左右に分かれた構造は、庫内の見通しがよく、食材の出し入れもスムーズです。
最大の特長は、水道直結型の自動製氷&ディスペンサー機能。冷水・キューブアイス・クラッシュアイスをドアから直接取り出せるうえ、給水タンクの補充が不要。常に清潔な水が供給され、日々の手間を大幅に軽減します。日本製の多くの冷蔵庫では、製氷用のタンクに手動で水を補充する必要があり、使用頻度が高い家庭では不便を感じることもあります。
また、ステンレス仕上げのフラットな外観は、キッチンに高級感と存在感を与え、薄型設計で日本の住宅にもフィット。庫内の棚やバスケットも大容量かつ頑丈で、海外製ならではのシンプルで合理的な設計が魅力です。
mabeは、かつてGE製品の製造を担っていた実績を持ち、耐久性・冷却性能・使いやすさを高水準で両立。日本製の冷蔵庫が細やかな機能性や省スペース性に優れる一方で、mabeは“家族やゲストと過ごす豊かな時間”を支える、頼れる存在感と実用性を備えています。
・ポポラートアイランド型キッチンの脚にもこだわりの美しさを表現いたしました。単なる脚では無く、アートとしてとらえ、全体美はもちろん、単体を見ても美しさを感じるデザインとなっています。
天板を支える“脚”が、空間の印象を決定づける。
このポポラートアイランド型キッチンでは、ダイニングテーブルと一体化した天板を支える脚部に、自社設計によるスチール製の特注デザイン脚を採用しています。単なる構造材ではなく、空間の重心をつくる“構成要素”としての脚。その存在感と造形美は、キッチン全体の印象を引き締め、空間に静かな緊張感を与えます。
この脚部は、ミリ単位で設計された角度・厚み・接合部の精度により、重厚な天板をしっかりと支えながらも、視覚的には軽やかさを保つ構造。レーザーカットや精密溶接、焼付塗装などの高度な金属加工技術を駆使し、工業的でありながら彫刻的な佇まいを実現しています。
また、床から天板へと伸びるラインが美しく、どの角度から見ても破綻のないプロポーションを追求。キッチンという機能空間に、建築的な構造美と家具的な意匠性を融合させています。
この脚は、単なる支柱ではありません。空間の思想を象徴するディテールであり、設計・製作・施工までを一貫して手がける私たちの技術力と美意識の結晶です。
・ディスポーザー
スキューズ製のディスポーザー「F-13」です。粉砕の力や、耐久性も高く、信頼性の高い製品のため、弊社はこちらの製品を採用いたしました。実際に使っていただけるとわかりますが、生ゴミの処理の煩わしさから解放され、キッチンには無くてはならないものになってしまうでしょう。お住まいの地域によって、ディスポーザーに対する定めがある場合がございますので、ご注意ください。尚、補助金が出ている自治体もございます。
スキューズのディスポーザー「F-13」は、日本の住宅環境と使用習慣に合わせて設計された、衛生性・安全性・省スペース性に優れた高性能モデルです。
最大の特長は、蓋スイッチ式(バッチフィード式)の安全設計。排水口に蓋をセットして回すことで運転が始まり、粉砕が完了すると自動停止。誤作動や指の巻き込みを防ぎ、小さなお子様がいる家庭でも安心して使えます。
本体は高さ27cm未満のコンパクト設計で、シンク下の収納スペースを圧迫せず、設置性にも優れています。内部には、斜め配置された独自の「スキューズ・グラインド刃」を採用し、効率的かつ静かに生ゴミを粉砕。処理後は自動洗浄モードに入り、内部を清潔に保ちます。
さらに、「ダム・フラッシュ・クリーニング機能」により、数回の使用ごとに排水管まで竜巻状の水流で自動洗浄。排水栓や網カゴのヌメリ掃除が不要になるほどの衛生性を実現しています。
日本市場向けに特化した構造・安全性・使いやすさは、他社製品にはない魅力です。
見えない部分の清潔さと、日常の手間を減らす設計思想。F-13は、暮らしの質を静かに底上げする設備です。
・AJランプ
長い歴史に裏付けられた、美しいデザインの照明です。スポットライトを選定するにあたり、頭を悩ましました。一般的なキッチンですと、換気扇にライトがついており、上部からテラスライトを必要としておりません。弊社のキッチンは、下引き換気扇を採用しているため、IHコンロの手元を照らす照明が必要でした。以外に意匠性の高いスポットライトが無く、たどり着いたのが、このAJランプでした。シンプルなのに美しさが際立つ製品です。弊社がAJだから、これを選択した訳ではありませんよ。
AJランプは、1957年にアルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために設計した、北欧モダンデザインの象徴的な照明です。
建築・家具・照明を一貫して設計するヤコブセンの思想が凝縮されたこのランプは、直線と斜角で構成されたミニマルなフォルムが特徴。シェードの非対称な形状は、光の方向性を明確にしながら眩しさを抑え、読書や手元作業に最適な配光を生み出します。空間に静かな緊張感と彫刻的な美しさをもたらすそのデザインは、今なお世界中で愛されています。
現在、正規品はLouis Poulsen(ルイスポールセン)社が製造しており、素材・仕上げ・光学設計において高い完成度を誇ります。フロア・テーブル・ウォール・ミニサイズなど豊富なバリエーションが展開されており、空間や用途に応じた選択が可能です。
AJランプは、単なる照明器具ではなく、空間の構成要素として“建築と共鳴する光”を生み出す存在。その思想と造形美は、インテリアに深みと緊張感を与えます。
なお、オリジナルの意匠をより手軽に楽しみたい方には、リプロダクト製品という選択肢もあります。価格を抑えつつ、デザインのエッセンスを空間に取り入れる手段として、プロジェクトやコーディネートの幅を広げてくれます。
・シンクの色は、ステンレスの色でも良いかなと思いましたが、完成してみると、統一感がでて、素晴らしい見た目になりました。黒色系の天板にするなら、シンクは黒がオススメですね。そもそも、黒になったエピソードとして、ドクターの意見として、いつも手術室でステンレスのシンクを見ているから、別の色があったら、気分もかわっていいなと、そんな話を小耳に挟んでいたので、そんなエピソードもあり、あまり無いシンクの色を変更するという事になりました。結果として大成功でした。自信をもってオススメできます。
黒のシンクは、単に色が違うというだけでなく、空間全体の印象を引き締める“構成要素”として非常に効果的です。
特に黒系の天板やモノトーンのキッチン空間では、ステンレスの光沢が浮いてしまうこともありますが、黒のシンクなら素材同士が自然に馴染み、統一感と深みが生まれます。
また、水垢や傷が目立ちにくく、実用面でもストレスが少ないというメリットもあります。
もちろん、素材や仕上げによってはメンテナンス性に差が出るため、選定時には耐久性や表面処理の質も重視しています。
今回のように、“見慣れたものを少しずらす”ことで、空間に新鮮さと個性が生まれる──
そのきっかけが、ドクターの何気ない一言だったというのも、設計の面白さだと思います。
弊社では、こうした素材選びの背景や空間との関係性まで含めて、丁寧にご提案しています。
黒のシンクは、意匠性と実用性を両立させた選択肢として、非常におすすめです。
・キャビネットに、ゴミ箱(ゴミ袋)を入れられる、キャスター付きの引き出し扉にしました。実際に使ってみると、45リットルのゴミ袋がすっぽり入り、使い勝手が非常に良いです。ショールームはこれを2つ作ってあるのですが、もう一つには、空き缶や、空き瓶をいれるスペースとして使っています。もう1つあっても良いかもしれません。そこは、使用者さんの生活スタイルと、物理的なキャビネットの大きさと優先度になりますので、しっかりと話しあって決めていく重要な要素の一つです。
このキャスター付きの収納は、“隠す”ことのみならず、“整える”ための設計です。
ゴミ箱という生活感の出やすいアイテムを、空間の美しさを損なわずに収納できる点が大きなメリットです。
引き出し式にすることで、分別の動線もスムーズになり、キッチンでの作業効率が格段に上がります。
また、キャスター付きにすることで、掃除やメンテナンス時にもストレスなく動かせるため、日常的な使いやすさにも配慮されています。
容量も45リットルがしっかり収まる設計なので、見た目だけでなく、実用性も十分に確保されています。
ショールームでは、空き缶・空き瓶用の分別スペースとしてもう一つ設けていますが、生活スタイルによっては、ペットボトルや紙類、コンポストなど、さらに用途を分けることも可能です。
そのため、キャビネットのサイズやキッチンの動線、分別の頻度などを丁寧にヒアリングしながら、最適な構成を一緒に考えていくことが重要だと考えています。
“使いやすさ”と“見た目の美しさ”を両立させる──そのための工夫が、この収納には詰まっています。
・パントリーになる全面大型壁面収納。
見た目もすっきりとし、扉を閉めてあると壁の様に見え、雰囲気を損なわないデザインとなっています。扉の小口の仕上げなども、実はこだわっていて、ワンランク上の仕上げで、高級感が増しております。使い勝手と美の融合がまさしくとれた秀逸な機能美です。
キッチン空間において、収納は“見せない設計”が鍵になります。
この壁面収納は、空間の一部として静かに存在しながら、生活の機能をしっかり支える構造になっています。
扉を閉じれば壁のように見えるため、視覚的なノイズがなく、空間の美しさを保ったまま収納力を確保できます。
内部は、食品や日用品のストックに対応できるよう、奥行き・棚の高さ・可動性まで細かく設計されており、
見た目はミニマルでも、実際にはパントリーとしての機能を十分に備えた“隠れた主役”の収納です。
さらに、お客さまの生活スタイルに合わせて内部構成を柔軟に変更できる設計になっているため、
食品中心のパントリー仕様はもちろん、掃除道具や家電、ペット用品など、暮らしに合わせた多用途収納としても活躍します。
扉の小口の仕上げや開閉時の静音性にもこだわっており、使うたびに“質の高さ”を感じられるディテールが詰まっています。
だからこそ、設計段階での対話が重要で、収納の優先順位や動線、将来的な使い方まで含めて丁寧にヒアリングしながら決めていきます。
美しさと使いやすさ、そして柔軟性──それらを兼ね備えた壁面収納は、空間の完成度を支える静かな主役です。
