災害に対する備え


災害時に最も深刻な問題となるのは、インフラの分断です。

水道、電気、ガス、インターネット環境が挙げられます。

電気が使えないと、季節によっては、命に関わります。夏の猛暑で、冷房が使えない環境は、近年の日本において、命の危険性を伴います。そもそも、インフラが使えない生活は、不便そのものです。

そこで、我々は、災害にほんとうの意味で強い家づくりを提案いたします。

 

※下記の設備は、既存住宅や店舗でも設置の依頼を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。


住宅にもBCPの発想を。

企業が災害時でも業務を止めないために備える「BCP(事業継続計画)」──そのノウハウを、個人の住まいにも応用する時代が来ています

 

私たちは、住宅を「避難所」ではなく、“生活を止めない器”として設計することを目指しました

 

☀️ 太陽光発電

災害時でも、自ら電力を生み出す力を持つこと。
昼間の電力を自家消費し、停電時にも照明・冷蔵庫・通信を維持できる安心感。

 

🔋 蓄電池システム

昼間に得た電力を蓄え、夜間や停電時にも安定した電力供給を可能に。
冷暖房・給湯・セキュリティ設備など、暮らしの基本機能を止めない設計です。

 

🛰 Starlink(衛星インターネット)

地上の通信インフラが途絶えても、衛星通信でインターネット接続を確保
家族との連絡、情報収集、緊急通報──**“つながる力”が命を守ります**。

 

これらの設備は、単なる災害対策ではありません。


日常の省エネ・快適性・自立性を高めながら、非常時にも強い──そんな“未来型住宅”の基盤です。

 

「もしもの時」だけでなく、「いつもの暮らし」を支える。
BCPの思想を、美しく、静かに、住まいに宿す。


電力関連のアプローチ

太陽光発電+蓄電池+スターリンク

この三種の神器とも言える装備は、災害時に最高の働きをしてくれるでしょう。

 

災害時、最も困るのは「電気が使えない」「通信が途絶える」「情報が得られない」ことです。
地震・台風・停電・断線──ライフラインが止まった瞬間、暮らしの機能は一気に失われます。
そんな状況でも、電力と通信を自立的に確保できるこの三点セットは、住まいの“生命線”を守る装備です。

 

災害時の備えとして

 

  • 停電時でも電気が使える
    太陽光で発電し、蓄電池に貯めておくことで、夜間や停電時も照明・冷蔵庫・スマートフォンなどが使えます。
  • 通信インフラが途絶えてもネットがつながる
    スターリンクは衛星通信のため、地上の回線が断たれてもインターネット接続が可能。
    災害時の情報収集や連絡手段を確保できます。
  • ライフラインの自立性を確保
    電力・通信の両方を自立的に維持できるため、住まいが“守られる場所”から“支える場所”になります。

この設備は、災害の為だけにコストをかけるものではありません。

 

 

日常生活でも活躍する設備として

  • 電気代の削減に貢献
    昼間に発電した電力を自家消費し、余剰分を蓄電池に回すことで、電力会社からの購入量を抑えられます。
  • 通信環境の安定化
    スターリンクは光回線が届きにくい地域でも高速・安定した通信を提供。

太陽光発電+蓄電池は、電気料金が高騰さる昨今においては、イニシャルコストを10年程度で回収できるケースにもなってきております。15年で十分にもとをとれますので、導入に後ろ向きになる必要は全くありません。



水関連へのアプローチ

雨水タンクの設置

雨水タンクは、災害時に“水の自立性”を確保するための非常に有効な備えです。飲料水とは別に、生活用水を確保できることで、断水時の暮らしの質を大きく左右します。

 

雨水タンクを災害対策として設置する意義

 

  • 断水時の“生活用水”を確保できる
    地震や台風などの災害時、水道が止まると最も困るのがトイレの使用や手洗い、簡易的な清掃です。
    雨水タンクがあれば、数十〜数百リットルの水を確保でき、トイレの流し水や掃除、洗濯などに活用できます。
  • 飲料水の備蓄を温存できる
    生活用水を雨水でまかなうことで、貴重な飲料水の消費を抑えることができ、備蓄水の持ちを延ばすことが可能です。
  • 電力不要で使える安心感
    雨水タンクは電気を使わず、重力と蛇口だけで水を取り出せるシンプルな構造のため、停電時でも問題なく使用できます。
  • 設置コストが比較的低く、補助金対象になることも
    自治体によっては、雨水タンクの設置に対して補助金が出る場合もあり、初期費用を抑えて導入可能です。

日常生活でも役立つポイント

 

  • 節水効果
    雨水は、庭の水やり・打ち水・洗車・外構の清掃などに活用でき、水道代の節約にもつながります
    一般家庭でも、年間数千円〜2万円程度の節水効果が期待できます。
  • 植物にやさしい水質
    雨水は塩素を含まないため、家庭菜園や植栽の水やりに適しており、植物の生育にも好影響を与えます。


 

災害時の“もしも”に備えるだけでなく、日常の“いつも”にも役立つのが太陽光発電、蓄電池、雨水タンクの魅力です。
電気・通信・水──この3つのライフラインを自立的に確保することが、これからの住まいに求められる新しい標準になりつつあります。

 


防犯に対する備え


防犯カメラ

敷地内の死角を最小限に抑えた配置計画と、夜間も鮮明に記録できる高性能カメラを採用予定。
スマートフォンと連動し、リアルタイムで映像を確認できるシステムにより、外出先でも安心感を確保できます。
さらに、カメラ側から音声を発する機能を備えることで、来訪者への警告や応答も可能。
“見る”だけでなく、“伝える”ことができる防犯設計です。



スマホ連動インターフォン

外出先でも来訪者の確認・応答が可能。
録画機能とスマートフォン連動により、玄関まわりの状況をいつでも把握できるため、
不在時でも安心感を確保できます。

また、インターフォンに“いつでも応答できる”という特性は、防犯面でも大きな効果を発揮します。
空き巣などの下見で、在宅確認のためにインターフォンを押すケースにも、
外出先から即座に応答することで“常に誰かがいる家”という印象を与えることができ、抑止力として機能します。

 

防犯性と利便性を両立する、次世代の玄関体験です。



隠し金庫

隠し金庫の設計・設置も承ります

既存の耐火・盗難対応金庫を、空間に溶け込むように“隠す”設計を行います。
収納の奥、壁面の裏、家具の内部──意匠性を損なわず、金庫の存在を悟らせない設計が可能です。

金庫そのものは市販品でも、それを隠す空間は完全オリジナル
建築・家具・収納の構成に合わせて、開閉方法・素材・カモフラージュの仕掛けまで一貫して設計いたします。

  • 扉の存在を感じさせない木目合わせ
  • 壁面収納の奥に設ける隠しスペース
  • 引き出しの奥に仕込む二重構造
  • アートや鏡の裏に設ける隠蔽型収納

 

防犯性だけでなく、空間の美しさを守るための“見えない安心”



パニックルーム

強盗事件が増える今、“自衛の空間”を考える

昨今の日本では、強盗や侵入事件の報道を耳にする機会が増えています。
これまで「安全」とされてきた住宅も、“自ら守る”設計が求められる時代へ。

そこで注目されるのが、*パニックルーム(安全避難室)*という発想です。

 

 

🏠 パニックルームとは

侵入者や災害などの緊急事態において、一時的に身を守るための空間
外部からの侵入を防ぎ、内部から通報・待機できる構造を持ちます。

欧米では富裕層住宅を中心にパニックルームの設置は一般的な備えとなっており、
家族の安全を守る“最後の砦”として、住宅設計に組み込まれています。

 

主な機能:

 

  • 強化扉(耐衝撃・複数ロック・内側施錠)
  • 遮音・耐火・耐貫通の壁構造
  • 通信設備(スマホ、非常通報装置など)
  • 外見は通常の部屋や収納にしか見えない意匠性

👗 日本住宅に適した“兼用型”設計

広い専用室を確保しづらい日本の住宅では、既存空間を活かした兼用設計が理想的です。

ウォークインクローゼットとの併用例:

  • クローゼットの扉を防犯仕様に強化
  • 内部に通報・通信設備を設置
  • 外見は通常の収納空間として成立
    日常使いの空間が、非常時には安全な避難室に変わる

 

このような設計は、防犯・災害対策を**“空間の美しさ”と両立させるための提案**です。
「見えない安心」を、住まいの中に静かに宿す──
それが、これからの住宅設計のひとつの答えかもしれません。

 

どの空間に組み込みたいか、用途や家族構成に応じて最適化できます。